SCT(Schema Conversion Tool)を使ってみた③
こんにちは。米須です。
今回は SCT により作成されたレポートを見ていきたいと思います。
どんなレポートが作成されたか
前回 SCT にてレポートを作成する手順を説明しましたが、その Step4 でダウンロードしたレポートはこんなにありました。詳細が書かれているレポートもあるので全ては見せられませんが、ざっと眺めてみたいと思います。

migration-report-Oracle.pdf
まず、migration-report-Oracle.pdf を見てみます。Step4の画面に表示されていた内容と同じものが記載されているようです。

下の方にスクロールしていくと下記のようなグラフが記載されており、データベースエンジン毎の変換の容易さ・複雑さが一目でわかるようになっています。

さらに下にスクロールすると、新しいデータベースエンジンへ変換する際にどういう点を修正しないといけないかという情報が記載されています。

この資料だけ見ても変換の容易さ・複雑さはなんとなく把握できそうです。
report-Amazon RDS for Oracle.csv
report-Amazon RDS for Oracle_Summary.csv
次に report-Amazon RDS for Oracle.csv を見てみます。
あちこち塗りつぶしたのでわかりにくいと思いますが、オブジェクト毎の変換の容易さ・複雑さや考慮点が記載されています。
※ 下記画像はダウンロードした CSV に対し、見やすいよう表形式に加工しています

report-Amazon RDS for Oracle_Summary.csv の方は、上記のレポートのサマリ版となっており、 migration-report-Oracle.pdf にあったグラフの元資料のようです。
※ 下記画像はダウンロードした CSV に対し、見やすいよう表形式に加工しています

データベースエンジン毎に上記の CSV ファイルが作成されていますが、こちらは詳細を把握したい場合に見ればよいレベルかと思います。
server-level-report-Oracle.pdf
次は server-level-report-Oracle.pdf です。こちらは変換元である Oracle のサーバーレベルのオブジェクト(User や TableSpace など)について評価したレポートのようです。


server-level-report-Amazon RDS for Oracle.csv
server-level-report-Amazon RDS for Oracle_Summary.csv
server-level-report-Amazon RDS for Oracle.csv は変換元である Oracle にある個々のサーバーレベルのオブジェクト(User や TableSpace など)に対する評価結果のようです。
※ 下記画像はダウンロードした CSV に対し、見やすいよう表形式に加工しています

server-level-report-Amazon RDS for Oracle_Summary.csv は上記ファイルのサマリ版のようです。
※ 下記画像はダウンロードした CSV に対し、見やすいよう表形式に加工しています

migration-report-Oracle.pdf
migration-report-Oracle.pdf は変換元と同じデータベースエンジンへ変換する場合の評価レポートのようです。

さいごに
いろいろレポートが吐き出されていて何から見ようかという感じですが、まずは migration-report-Oracle.pdf と server-level-report-Oracle.pdf を見てみて、その後、変換したいデータベースエンジンの report-Amazon (変換したいデータベースエンジン).csv で詳細を確認するという感じかなと思います。
あー、DB ももっと勉強しなきゃ。。。
今回はレポートの話だけで盛りだくさんになってしまったので、SCT の使い方は次回説明します m(_ _)m