SCT(Schema Conversion Tool)を使ってみた④
こんにちは。米須です。
今回は SCT を使ってオブジェクトの変換をしてみたいと思います。
SCT でオブジェクトを変換
下記は SCT(Schema Conversion Tool)を使ってみた② で「New project wizard」メニューを使用した設定が終わった状態です。既にプロジェクトが作成済みの場合は、「File」→「Open project…」で表示することができます。
左側は変換元の RDS(今回は Oracle)、右が変換先の RDS(PostgreSQL)となっています。何もしていない状態だと、変換先の RDS にはオブジェクトが表示されていません。

特定のスキーマを選択すると、構成されているオブジェクトを確認することができます。

テーブルを変換
変換したいスキーマの「Tables」を選択すると、構成されているテーブルの名前を確認することができます。
塗りつぶしばかりで分かりにくいですね(^^;

変換したいスキーマの「Tables」を選択し、右クリックで表示されたメニューから「Convert schema」を選択します。

下記の確認ダイアログが表示されますので、問題なければ「Yes」を押します。(初回でも表示されるようです)

右側の変換先 RDS にスキーマとテーブルが表示されます。

変換が終わると、変換前のスクリプトと変換後のスクリプトを並べて見ることができるようになります。

その他
View や Procedure なども同様の手順で変換することができます。
下記は View を変換したものになりますが、下記の画面構成で表示されています。
画面中央の上部:レポート(※)に記載されていた変更が必要なポイント(Issue として表示)
画面中央の下部(左):変換前のスクリプト
画面中央の下部(右):変換後のスクリプト
また、Issue の詳細(赤枠部分)を選択すると、変換前スクリプトの該当箇所が黄色でハイライトされ、どこがどのように変更されたかわかるようになっています。(そこまでやってくれるなんて、親切!)
※ レポートは、SCT(Schema Conversion Tool)を使ってみた② の ウィザードを使ってレポートを作成してみる で作成したレポートです。

さいごに
今回は塗りつぶしが多くてちょっと伝わりにくかったですね。
SCT を使って簡単に変換できることは分かったんですが、変換されたものが正しいかはやはり自分で確認しないといけないということで、PostgreSQL も勉強しないといけないと改めて実感した今日この頃でした(^^;