AWSを利用したブログサイト構築

はじめに

こんにちは。リウコム一年目の大城です。

ITに関して初心者である私が入社後初めての業務として、AWSを利用してこのブログサイトの構築を行ったことについて話したいと思います。この記事を通してリウコムがどんなことをやっているのかということを少しでも分かって欲しいと思い、この記事を投稿しました。

そもそもAWSとは

上に述べた「AWS」とは、Amazon Web Serviceの略称でありAmazonが提供するクラウドサービスのことです。

クラウドサービスについて説明します。
私たちが普段Webページを閲覧する時は、サーバと呼ばれるコンピュータにページの情報を要求(リクエスト)し、サーバがその情報を返す(レスポンス)ことで成り立っています。
サーバの運用方式として、オンプレと呼ばれる方法とクラウドと呼ばれる方法があります。オンプレは、管理者が自社の施設内にサーバを設置して運用することを指します。

オンプレ

オンプレの対照的な方式としてクラウドがあります。クラウドは必要となるシステムを自社で保有しない仕組みのことで、クラウドサービスが提供するサーバをネットワーク経由で設定を行う運用のことを指します。

クラウド

では、クラウドサービスを利用することがオンプレと比べてどんな利点があるのか紹介します。

まず第一にコスト面の利点があります。
オンプレではサーバや周辺機器等の設備を用意するため費用と、機器を管理する場所やスタッフのための費用も掛かります。それに対しクラウドではサービスを使った時間に応じたの費用のみでよく、メンテナンスはサービス提供側が行ってくれるため費用を抑えることが出来ます。

また、柔軟性が高いという利点があります。
オンプレでは機器の調達に時間がかかるため、事前にアクセス数を予測してそれに対応できる処理性能をもった機器を用意しなければならないので、過剰な用意による無駄な費用の発生や、性能不足によりアクセスが出来ず利益の損失が出ることがあります。それに対しクラウドではわずか数分でサーバの台数や性能の変更を行うことが出来るので、そのような損失を防ぐことが出来ます。

このような利点から、ここ最近クラウドサービスを利用している企業は増え続けています。

ブログサイト構築作業

今回のブログサイト構築の概要について説明します。
まず、リウコムホームページのサーバ(以下、HPサーバ)をコピーし、コピーしたHPサーバにブログサーバとしての機能も導入しました。そして、その新サーバを従来のHPサーバと入れ替えることでブログサイトのリリースとなりました。

具体的な作業内容について説明します。
従来のHPサーバにもAWSが利用されていました。
HPサーバは二つのサーバで構成(片方はコピー)されており、ロードバランサによってリクエストが交互に振り分けられることで負荷分散を行っていました。

クラウドではサーバのコピーを数分で行えます。

従来のHPサーバのコピーを作成し、新たにブログサイトのサーバとしての機能を導入しました。そして上記のHPサーバと同様、負荷分散のためコピーを作成後二台稼働させ、ロードバランサ振り分け対象を新サーバ二つに入れ替えました。これによりブログサーバへのアクセスが可能になりました。

また、AWSには様々なサービスがあり、今回は以下の作成及び変更を行いました。
・ブログ用メディアを保存するためのオブジェクトストレージ追加(S3)
・ブログ用メディアのキャッシュ設定追加(CloudFront)
・サーバの状態を監視する対象の変更(CloudWatch)

最後に

私はAWSに関わり始めてまだ二ヶ月足らずで、もともとIT経験者ということでもなかったので、正直今回の業務は分からないことだらけでした。しかし、先輩方のフォローを頂きながらなんとか進めることが出来たので、学習できたことが多くとても成長できたように感じました。
これからも色々学習して一人前になれるように頑張りますので何卒よろしくお願いします。