OJTでAWS課題を始めました!

ブログ初投稿となります。
保険システム部で新入社員研修(OJT)のトレーナーを担当しています、宮内です。
今回は保険システム部のOJTで今年から開始した、AWSを活用した課題についてお話したいと思います。

経緯

保険システム部では、Javaをベースとした保険業務システムの開発を主に行っており、OJTではJava開発やSQL、バッチ処理を中心とした課題を毎年実施しています。
しかし、アプリやシステム基盤のマイグレーションの中でAWS活用への関心が高まっていること、また保険システム部としても今年度AWSの学習・活用を部門施策として推進していることを受け、OJTの課題でもAWS(クラウド開発)を扱うことにしました。

OJT

課題内容

OJTで扱う課題である以上、易し過ぎると学びがありませんし、難し過ぎると課題に対するモチベーションが上がらないため、課題として不適切です。
そこで、AWSにある様々なサービスを広く触れることができ、かつ取り掛かりやすい内容であるサーバレス開発に関する課題を選定しました。(私自身、実装の経験があるというのも選んだポイントです)

入門として、「各種サービスの連携」を1つ目の課題として設定しました。
まずは各種サービスの内容、使い方を知って頂くことが目的で、連携のために必要なトリガーの設定も対応して頂きました。

OJT
【課題1】AWSサービス間の連携

2つ目の課題として、課題1の機能をブラウザから呼び出して実行できるように、「Webページを作成する課題」を設定しました。
Web上のコンテンツを作成する場合、AWS Amplify(アプリケーション構築で活用できるサービス)を利用することが推奨されていますが、AWS Codeシリーズを始めとした他のサービスを利用する必要がある等、OJT課題としてはハードルが高いと感じたため、S3を利用した静的なWebページのホスティングを代案としました。

OJT
【課題2】S3を利用した静的Webページのホスティング

更なる追加課題としては、
 ・Lambdaのレイヤー機能を利用して、任意のパッケージをLambdaで利用できるようにする
 ・課題1で実装した登録・削除の機能について、複数のファイルを一括処理できるように機能を拡張する
等を検討しています。

実際にやってみて

課題を始めた頃はエラーが続々と発生していましたが、私が出したヒントやAWSの公式リファレンスを参考にしながら開発が進んでいきました。試行錯誤もありましたが、エラーの発生から解決へのプロセスで様々なナレッジが得られたと思います。できるだけ多くのエラーを経験して欲しいと思っていたので、何事もなく順調に進まなくて良かったです…(笑)

また、エラー対応のアドバイス等において、私自身のスキルが試される場面もありました。
AWSの各種サービスについて調べ直すきっかけや、知識の再確認につながったので、OJT担当者の私にも恩恵のある課題となりました。初めての取り組みでどのように進むか不安はありましたが、課題の作成者、及び担当者として関わることができて非常に楽しかったです。

また、AWS開発の経験が無い新入社員の方にも、楽しみながら課題をこなして頂けたようなので、今後もOJTの一環としてAWS課題は推進していきたいと思います。

最後に

今回はOJTの新しい取り組みについてご紹介致しました。
前年の内容をそのまま使いまわすことが多かったOJT課題に対し、新しい開発領域を加えることができたので、今回の取り組みには満足できています。しかし改善の余地が大いにある課題ですので、OJT課題に取り組んだ新入社員の声も取り入れ、今後もアップグレードをしていきたいと思います!

AWS

Posted by koukimiy