AIサービスを利用して顔認証してみた①

はじめに

こんにちは。呉屋です。

現在、当社で「AI」を活用したサービスを検討しております。
「AI」といっても、「画像」・「音声」・「言語」など色々あって、何から手をつけていいか難しい。。。

まずは、身近で見かけるものにしようと思い、コロナ過の現在、建物入り口に多く設置されている「非接触型の体温検知」、「スマホのロック解除」で使用されている「顔認証」が思い浮かびました。

「Amazon Rekognition」とは

AWSが提供しているAIサービスを調べてみると、「Amazon Rekognition」というものがありました。

「機械学習」や「ディープラーニング」といった専門的知識がなくても、指定した画像から「モノ」・「人物」・「テキスト」・「シーン」を識別できるサービスです。
また、「顔認証」に特化しており、「性別」・「年齢」・「表情」といった細かいところまで識別可能です。

Rekognition

使ってみよう

早速、公式ページの手順に従って使用してみます。

1.AWSコンソールにログインします。
  ※AWSアカウントが必要です。

2.サービスから「Amazon Rekognition」を選択すると、以下の画面が表示されます。

Rekognition

3.左側のメニューから「デモ」→「顔の分析」を選択します。
  サンプル画像が用意されていますので、実行してみます。

Rekognition

すると、右側に認証結果が出力されました。

英語ではありますが、「顔」と認識されたことや「笑顔」・「年齢」まで分析されていることが分かります。
かなり高い精度です。

4.その他にも「有名人の認識」というデモありましたので、実行してみます。

Rekognition

Amazonの創設者「Jeff Bezos」であることが”100%”で認識されています。

本デモでは、所有の画像をアップロード可能ですので、試しに、自画像で実行してみます。
※個人情報のため、本記事では塗りつぶしています。(^-^;

Rekognition

もちろん、認識されませんでした(笑)

これにて、デモを終わりたいと思います。

利用料金について

2種類あり、AWSが用意しているサービス(API)を実行するごとに発生する料金と顔認証時に画像検索するためのS3(ストレージ)料金です。
月ごとの実行された画像数によって変動され、以下の通り、とても安価です。(※2021/03/01 時点)
無料利用枠もありますので、気軽にお試しも可能です。

Rekognition

さいごに

検証結果から、「AI」について知識がなくても簡単に人物認証が可能であることが分かりました。

「AI開発」の面で考えると、特筆すべきは、非常に高い精度で分析できることです。
次回以降の投稿で紹介しますが、マスクをつけていても、一致率99%を出せてしまいます。
これだけの認識精度を出せる「AI」を自分で作ることは、非常にレベルが高いです。

そこで本機能をうまく活用して、面白いサービスができないかと、3名の有志からなるチームが発足しました!

「Amazon Rekognition」の標準利用は、著名人の特定は可能ですが、一般人は情報がないため、認証することは当然不可能です。。。
しかし、カスタマイズすることで、実現可能となります!

次回は、本AIサービスのカスタマイズした内容を紹介したいと思います。(^o^)/