社長インタビュー

代表取締役社長 宜保 諭

リウコムはこんな会社

社長から見てリウコムはどんな会社ですか。

リウコムは琉球銀行グループに属するシステム会社で、県内を中心としていろいろな会社からさまざまな仕事を請け負っているので、業務内容は多岐に渡ります。

したがってIT総合サービス企業ともいえ、1973年の創立以来沖縄のIT業界を牽引してきました。その長い歴史と実績、琉球銀行グループという信用性、そしてなによりエンジニア集団としての高いスキルと矜持が当社のベースになっています。

それだけに、社員は頭のいい人たちばかり。1をいうと10理解してくれます。そうしたエンジニアとしての誇りがいっぱい詰まった、真面目で楽しい会社です。

IT業界は転職をくり返す人や、引き抜きも多かったりするのですが、当社は辞める人が少なく、社員の定着率が高いのも特徴です。

今後はどんな企業を目指していますか。

私が常々いっているのは「楽しい職場にしよう」ということ。社員には、社会人として楽しく仕事をしてもらい、そして個人として人生を楽しんでもらいたいと思っています。
当社は、一人ひとりの技術力が積み重なって高いポテンシャルを有し、しかもいいたいことがいえる自由な気風の会社です。
そうした基盤があるので、社員が「どうすれば楽しくなるか」を追求していけば、もっともっと仕事にやりがいが出て、個々の人生も充実していくと考えているのです。
私としては社員のみなさんに「どんなことをすれば楽しくなるか」と問いかけ、考えてもらっています。どんな案が上がってくるか楽しみで、いい案はぜひ形にしていきたいと思います。

社長から見てリウコムの社員はどんなイメージですか。

当社の社員のイメージとしては、きわめて聡明で真面目な人たちというものです。
みんな和気あいあいとして盛んにコミュニケーションを取っていますし、「いいたいことがあったらいってくれ」というと、その通りになんでもいってきてくれます。だから、風通しの良さが社風として感じられます。
一方でデータなどお客様の大切な財産を預かっているので、エンジニア同士仲良くしながらも仕事に対しては真摯な姿勢で取り組んでいます。

社長はこんな人

社長の目標を教えてください。


だれでも幸せになることを目標にしていると思います。それは私も同じ。会社という共同体で、みんなで幸せを追求していきましょう。

それから、ずっと後になって私の孫が仏壇に向かって「じいちゃんと同じ会社に入ったよ」と笑顔で報告してくれたらうれしいし、そういう会社にしていきたいと思っています。

趣味を教えてください。

まず読書。歴史物や推理小説、偉人の伝記物などが好きです。本屋さんで目に止まった本を買って読むこともよくあります。これが意外に当たりのことが多く、そうやって気に入った作家の本を何冊も読んだりします。
それからゴルフ。スコアは100前後ですね。ほかにウォーキングやガーデニングも好きです。

尊敬する人物は?

アメリカのケネディ元大統領。それから彼が尊敬するという江戸時代の大名で、名君とうたわれた上杉鷹山も尊敬する人のひとり。私が銀行出身で、こんな銀行員になりたいと思ったこともあり、元日本興業銀行頭取で、戦後日本の産業界の発展に尽くした中山素平。京セラ創業者で、日本航空の再建にも貢献した稲盛和夫さんなどです。

好きな言葉は? それから座右の銘などがあれば。

「之を知る者は、之を好む者に如かず、之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」
論語に収められた孔子の言葉です。「あることをただ知っているだけの人は、それが好きな人にはかなわない。好きなだけの人は、それを楽しむ人にはかなわない」という意味です。
勉強や仕事をまず知る、次に好きになる、そして楽しむということ。楽しむという境地に至れば仕事も充実するにちがいありません。
座右の銘としては「恕」の一文字です。他人の立場や気持ちを察してあげるという意味ですが、仕事においてはお客様や同僚にも思いやりを持って接するという意味にとらえ、大事にしています。

ご自分の性格をどのように考えていますか。

娘が3人いますが「お父さんは明るくて物事をポジティブに考える人」といわれます。

人材採用に関して

求める人物像を教えてください。


人と接することに興味があり、明るくて積極的な方です。当社にはエンジニアが多数いますが、コミュニケーションを楽しむ社員の集まりでもありますので、コミュニケーションに関心があり、人との交流に前向きな人はきっと伸びると思います。

また、入社の際にスキルを持っている必要はありません。銀行系のシステムにおいては、今では専門学校などでも教えないような古い言語を使ったりしますので、入社後に一から教えることを基本としています。したがって、スキルよりもシステムに対する興味を持っている人の方が向いていると思います。

リウコムに興味を持っている人へのメッセージを。

当社では研修や自己啓発のサポート、資格取得に対する報奨金制度なども用意しています。社員の成長に対する支援を惜しみません。実際、研修のための出張もよくあります。
そして当社ではスキルをだけでなく、人間性も高めてもらうことに重点を置いています。
人の成長こそ企業の成長であり、そして会社は社員のものであると考えていますので、楽しくて充実した職場にしていきましょう。

社長の考える、”働く”とはなんですか?

自己表現のひとつであり、人間性を高めていくことです。特にIT業界はスキルの向上を通じて人間性も高められるのが特徴ですね。また、孫が仏壇の私に向かって「じいちゃんと同じ会社に入ったよ」と報告してくれたらうれしいと申し上げましたが、これはつまり、働くことには次の世代につないでいく役割もあるのです。「楽しい会社だよね」と評価されることで、世代を超えて受け継がれていってくれればいいですし、「うちの会社はじいちゃん時代より今の方がいいんだよ」と孫がいってくれれば、さらにうれしいです。

リウコム社員より、社長へメッセージ

Aさんより

社長就任後、最初に感じたのは「人の話をきちんと聞いてくれる」という事でしたね。 「風通しが良い」と言うとありきたりな表現になりますが、意見や些細な気付き・疑問でもしっかりと聞き入れてもらっています。(役職員のモチベーションアップに繋がる大事な事)

畑違いのITビジネスの世界に入られ、実直に正面から取り組んでいるなぁと思いますし、前職での豊富な経験値から色んな経営戦略をお持ちの方ですが、基本的には理詰めで正攻法という感じがします。
ビジネスに対しての厳しさの反面、オフでは上下の関係なくフレンドリーに接して頂いています。色んな意味で厳しさと優しさを持ち合わせていて、人として奥行きがあって尊敬できる人です。

余談:
日本語の使い方に厳しい。博学(歴史、論語etc)、ウォーキング、蕎麦好き、訪れた先のピンバッジ/ご朱印収集。

Bさんより

初めは、「厳しそうな人」という印象でした。 業務中や業後ミーティング(飲み会とも言う)で会話してみると、 ポイントを押さえ、相手が理解するように話をしてくれる姿勢には、 非常に勉強になり、最初の印象も変わりました。

業務の事で、指摘される事もありますが、必ずフォローを行い、人材育成に力をそそいでいる事を感じます。 厳しい面もありますが、社員ファーストで、頼りになる社長です。

Cさんより

宜保社長とは、就任当初から本社勤務時に営業担当として、お客様訪問をさせて頂きました。その時に感じさせられた事は、お客様目線での事は当然の事ですが「いろんな場 面において部下を守れるのは管理職(部長)」との教えを頂き、その後も教えを意識してます。

業務外では、週5日以上お酒を飲む機会が多い事で、時間が有れば1時間程度のウォーキングを欠かさず、社長自身の健康面を考えているが、最近では社員の健康面を心配して頂いている事を嬉しく思います。

Dさんより

宜保社長とは、業後の食事会でご一緒させて頂く場が多いですがその中でこれまでの経験や知識をいろいろと聞かせて頂いております。 業界用語ではなく、社長の感じたことや言葉でお話を聞けるのが勉強になります。

また、『蕎麦』通でありお蕎麦のお話も多く聞かせて頂いております。 今度、ぜひおいしい蕎麦店を紹介頂きたいと思います。